しがない理系大学院生が物思いにふけるだけのブログ

日々の見たこと、思ったこと、知ったことなどについて気ままに書きます

酷道 ~人間の営みと技術を感じられる場所~

こんにちは。

皆さんは 酷道 (こくどう) とは何たるかご存知でしょうか。
簡単に言うと、文字通り整備不十分な酷い国道の通称です。
具体的には、
・幅員が狭すぎる
・路面状況が酷い
・川と平面交差している(洗い越し)
・そもそも車が通れない(階段や道が存在しない所が国道に指定されていることも)
などの条件に当てはまる国道のことです。ちなむと、Wikipediaにも「酷道」のページが存在しています。
また、上記特徴と同様な特徴を有する都道府県道のことをそれぞれ「吐道」「獰道」「腐道」「険道」と呼ぶことがあります。
ちなみに、私は選定の経緯を知らないのですが、以下の国道が日本三大酷道と呼ばれています。
国道418号線福井県大野市~長野県飯田市
国道425号線三重県尾鷲市和歌山県御坊市
国道439号線徳島県徳島市高知県四万十市
(どうでもいいですが私は、418 →(+7)→ 425 →(+14)→ 439 って感じで公差7nの階差数列的に覚えています。)
さらにどうでもいいですが、本ブログの初投稿「はじめまして」で言及した富山県道59号線は険道の1つであり、一部区間において、かつては通行できた道路が自然に還ってしまって実質的に消滅しているらしいです。

さて、酷道ですが、酷道マニアが一定数存在しているため、酷道を扱った記事やブログがあったり、酷道の走行動画Youtube等にアップされたりしています。
私は度々Youtube酷道の走行動画を見るのですが、なぜか飽きることなく無限に見ることができます。(まあ、無限というのは誇張ですが、)なぜ飽きることなく楽しめるのか考えてみました。

理由を抽象的に言えば、酷道の動画を見ているとリラックスできると同時に、思考と感情が動かされるために飽きずに鑑賞することができるのではないかと思いました。
例えば、私はこんな感じで想い耽っております。
「この地域はこんな景観が見られるんだ」
「自然が美しいなぁ」
「こんな辺鄙な地に住んでいる人はどのような生活を送っているのだろうか」
「この集落は、昔はもっと栄えていたのかなぁ」
「こんな山の中に道路を建設した建設・土木技術者は本当にすげぇなぁ~」
「ここにこんなでっけぇ橋梁建設できるんか」
「こんな土砂崩れが発生したのによく補修できたなぁ、すげぇ~」
「道路を管理している人は大変だろうなぁ」
「この道、危なっ」
 ・・・

要は、タイトルの通り、

酷道 ⇒ 人間の営みと技術を感じられる場所

ということでしょう。
あくまでも、私見です。異論は存分に認めます。

(で、動画で見るんじゃなくて実際に自分でも行けよって思った方、鋭いですねぇ~)
(残念ながら私は車の運転免許を未取得です。運転できません。)
(たびたび「ドライブしたいなぁ」なんて思うのですが、運転できません。)
(友達と車で出かける時に「俺だけ運転しないの申し訳ない...」と思うのですが、運転できません。)
(早く取れよ。)

酷道に興味を持っていただいた方は是非酷道の走行動画を見てみてください。再生速度を上げて見てもいいと思います。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではまた。